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郷土の一品 宮城・アザラ

宮城の気仙沼地方に”あざら”という
古くからの名物がある、春先に残った
漬かりすぎた白菜とメヌケ(深海魚で
獲った後、目が飛び出すので、この名)
等の魚のアラ、酒かすを味噌等で
味付け、コトコト煮たもので
ルックス的にはドロドロで
文字通り泥色だ、かすかにメヌケの赤色が
見えるのが救いか
料理屋で小鉢物として出てくると
さすがに化粧直しが効いて立派な一品だ

あざ111.jpg

漬かりすぎた白菜といえば発酵が
進んでいる、魚のアラ、酒かす、
味噌となれば総発酵食品だ
煮炊きの現場はスゴイ香りだろう
しかし、身体にはよざそうだ、
酒のあてにもちょうどイイ、名の由来は
・乱暴、手荒なという意味の
 ”あじゃら”が訛って”あざら”
 残り物を大鍋に入れて豪快に
 作ったところからきている
と言われている
味噌でなく醤油、塩を使う
ところもあれば、白菜の酸っぱい
旨みと酒かすの味だけという家も
あったという、各家の台所から
酸っぱい匂いが立ちだすと春の訪れを
感じたらしい、今では感じられない
風物詩だ


今日の郷土料理紹介





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